行政書士試験に受験資格は一切なし!
行政書士試験は間口が広い!
物書男(以下、物)まずは、中村さんがなぜ行政書士という職業、というか、
資格を選んだのかを教えて下さい。
中村士業(以下、中)はい。まず、資格は無数にありますが、そこで〝独立で
きる資格〟というフィルターを通してみると、極端にその数は絞られます。
つまり、多くの資格が、社内のスキルアップや転職を有利にするため
のツールであること。つまり〝社内資格〟であるわけです。
そこで、残った〝独立志向〟の資格を見てみると、司法試験や司法書士、
公認会計士といった、資格のトップランクにある、いわゆる〝士業〟で、
しかも、そのほぼすべてが国家試験でした。
これはさすがに無理だろうと思ったのですが、士業の中に行政書士という
資格があったのです。以前、マンガやテレビドラマで観ていて、その名前
は知っていたのですが、業務が弁護士とどう違うのかピンとこない。
そこで、調べてみると「オレにも挑戦できるかも?」と思い始めたのが、
そもそものきっかけですね。
物:行政書士も紛れもない国家資格です。なぜ、挑戦できるという自信が?
中:行政書士って〝士業の入り口〟と言われていることからもわかるとおり、
士業の登竜門的資格です。だから、受験資格も国籍・年齢・学歴等一切
が不問。老若男女の誰もが受けられる、間口の広い資格なのです。
6%の合格率にはカラクリがある!?
物:でも、試験範囲は「法律関係」が、憲法や行政法など計5項目。さらに、
政治や経済など7項目にも渡る「一般知識」と膨大。しかも、合格率も
平均6%台と、かなりの難関。間口は広いですが、敷居は高いのでは?
中:確かに出題範囲は広いですね。でも、それは法律を扱う仕事で、かつ国家
試験ですから仕方ない。ただ、合格率に関してはカラクリがあるのです。
物:カラクリ? 合格率を低く抑えるために問題を難しくしているとか?
中:いえ、そういうことではありません。合格率とは、結局、分母である受験
者数が大きく関係してくる。そこが、カラクリなんです(笑)。